信じたその先に
「はぁ、疲れた。」


加奈ちゃんは教室にもどる途中そう言った。


「加奈ちゃん途中寝てたじゃん!」


私も加奈ちゃんに言った。

「見られたか…。てかあたしのこと加奈でいーから!
あたしも梨加って呼ぶね」

突然言われてびっくりしたけど
なんかうれしくなった

「わかった。じゃあ加奈ね!」


呼び捨てにするだけで仲良くなれた気がした。








HRも終わって加奈と話してたとき


ブー、ブー、

私のケータイが鳴った。


メールがお姉ちゃんから届いた


《まだ?》

あ、入学式終わったらメールするんだった…!



《今おわってもう帰れるよ》

お姉ちゃんに送信した。


「梨加姉ちゃんいるんだ!
紹介してよ」

ケータイを覗きこんでた加奈が言った。

「いいよ!!今から来るから」


「じゃ!行こォ」


加奈に手を引っ張られてかばんを持って教室を飛び出した。
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