最初で最後の恋愛

そう……吉岡を見殺しにした犯人……。

確か……刑務所に入れられたが多分今日だけ來たんだろう……。


「可笑しいよね………なんで犯人が居てんのさ……」
「周りに警察居てるし犯人が行きたいでも言ったんとちゃう」
「最低だね」

「鈴何処行くん!!?」

その時……私は犯人に向かって歩いた。
そして………


「よくも……よくも吉岡を見殺しにしたわねぇ!!!!あんたが吉岡を見殺しにせず病院に向かってれば吉岡は死ななくて済んだのよ-----!!!死んだあの日わねぇ……吉岡の誕生日だったのよ!!!!あんたが吉岡を奪った……この……殺人鬼ィィ!!!あんたが死ねば良かったのよォォ!!!吉岡を返して!!!吉岡を返せェェ!!!!」

「鈴!!!」
「鈴!!!落ち着いて!!!」

「あんたは一生許さないィィ!!!あんたが死ぬまで恨んでやる!!!あんたが吉岡を………この世に居させなくしたのよォォ----!!!」

その時……私は視界が真っ暗になり固くて冷たい地面に当たった……。

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