イケナイ関係。
心労
あたしがそんなタケちゃんの気持ちに気付くはずもなかった。
ただ自分がタケちゃんに飽きられて嫌われたと思ってた。


そりゃ・・・怒って当然だよね・・・。ごめんね。タケちゃん。




そしてあたしは・・・幹への気持ちに一直線になっていた。


病院じゃあ電話もメールもできなくて・・・ほんとに寂しいけど・・・幹のこと想ったら我慢できたんだ。



あたしは今夜も寂しい思いをしながら1人で冷たい布団に入った。
その瞬間――・・・・。あたしのケータイが鳴った。



プルルルル・・・・


受信:公衆電話



その画面を見ていろんな思いがあたしの頭の中をめぐった。


こんな夜中に・・・一体誰だろ?
もしかして・・・またタケちゃんかな?でも怒ってたし・・・そんなはずないよね・・・??
もしかして危ない人だったりしないよね・・・??


不安になりつつも恐る恐る通話ボタンを押した。

ピッ・・・・


< 129 / 164 >

この作品をシェア

pagetop