イケナイ関係。

あたしはしばらく部屋で泣いていた。

すると幹が上の部屋から降りてきた。


「話・・・ついたか？」
「幹・・・・。」


なぜか幹の顔を見たら余計に涙が溢れてきて止まらなくなった。
「あたしっ・・・タケちゃっ・・・ひっく。」

すると幹は優しくあたしを抱きしめてくれた。
「落ち着けって。」
幹の香りがあたしの中を満たす。


「泣き止むまでずっとこうしててやるから。」



その日ずっとあたしは幹の腕の中で泣いていた。