未来が見えなくても…




中里七海。

1992年埼玉県生まれ。


生まれた時から小さく
呼吸が乱れていた。



生後3ヶ月の時医師に
心臓病と診断された。



"しんしつ中核欠損症"



3つの病気を合わせた病名。




そして小学3年生の夏休みに、東京の大学病院に入院した。




1回目の手術は麻酔が効かず、起きたままの手術。


この時の記憶は、太い針がついた注射器が沢山足に刺さっていた事しか覚えてない…。

この手術で太ももの付け根に2つの小さな傷痕ができた。

歩く事ができず寝たきりになって、ふんどしの生活になった。

トイレはナースコールで看護師さんを呼んでオマルで用をたした。


そして2回目の手術は
酸素マスクみたいなのを付けて、眠らされた。

手術は6~7時間だっただろうか…


起きた時、母が
隣に居たのを覚えてる。


大きな手術だったみたいで、万が一の事が起こったらの為、病院近場のホテルに泊まっていたみたい。


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