darling
ある程度時間が経ち、マキコにトイレに誘われ一旦2人で部屋を出た。
「つーか期待外れだったぁ!陽菜はどうだった?」
『えっ!て言うか!期待外れだったの!?私は……マキコに紹介なのに申し訳ないけど………将ちゃんはカッコいいと思っちゃったかな…』
「あ、ほんとに?!私のことなんか気にせず将ちゃんと仲良くやってよ!」
マジっすか!!
私は一瞬にして申し訳ない気持ちが消え、心にツボミが芽生えたのである。
「あ、でもゲンはどうだったよ?」
あ、やっぱり聞きますそれ?
『…ゲンちゃんは…』
「あいつキモいっしょ?」
はっきり言うマキコにビビりながらも苦笑しながら頷く私……
ゲンちゃんごめんよ…
「まぁ性格はいい奴なんだけどね!」
と、マキコの一言でゲンちゃんの話は呆気なく締め括られた。