darling
部屋は至って普通の生活感溢れる部屋だった。
男のわりには物が多いなとも思った。
て言うより、キャラクターの少し女の子っぽい物がいくつか置かれている。
ふと目に入ったのが、テーブルに相合い傘が書かれていて、将ちゃんの名前と知らない女の名前。
ペアリングのような2つの指輪。
あまりキョロキョロするのもおかしいと思ったので、それ以上見るのを止めた。
「陽菜ちゃん昨日ぶりぃ~!」
やけにテンションの高いゲンちゃんに私はついていけず……
将ちゃんはゲームしてるし………
何のためにここに来たのか、よくわからなかった。