darling



『へぇ~~ちゃんとした部屋なんだねぇ~』




「よく言うよ(笑)何度も誰かと来たことがあるでしょ(笑)」




『ないんだよねー。そういうことしたことないからさぁー。』





この言葉に将ちゃんは一瞬「えっ?」という顔をしたが、


「んなわけないない」


と言う表情に変わり、フッと片方の口角を上げた。



見た目で判断されやすいがために、あまり私もその表情に突っ込むことなく気にするのをやめた。




「先にシャワー浴びて来ていいよ♪」




『将ちゃん先に浴びてきてーっ。』




「??…わかった。」





そう言ってシャワーを浴びに行った将ちゃん。





ダハァ~~……




ここまで平然としながら来ておいて、今更緊張してきた。




将ちゃんはもちろん慣れてる感じ。




あぁ…
今日私のラストバージン………なのか?




お互い酔っ払ってるし。



そもそも彼氏でもないのに、私はそれでいいのか?




と、ふと将ちゃんの顔を思い浮かべる……





将ちゃんなら彼氏じゃなくても悔いはない!




そう決め込む私がいた。




……まぁいいじゃまいか。
(´Д`)


< 34 / 64 >

この作品をシェア

pagetop