darling
『へぇ~~ちゃんとした部屋なんだねぇ~』
「よく言うよ(笑)何度も誰かと来たことがあるでしょ(笑)」
『ないんだよねー。そういうことしたことないからさぁー。』
この言葉に将ちゃんは一瞬「えっ?」という顔をしたが、
「んなわけないない」
と言う表情に変わり、フッと片方の口角を上げた。
見た目で判断されやすいがために、あまり私もその表情に突っ込むことなく気にするのをやめた。
「先にシャワー浴びて来ていいよ♪」
『将ちゃん先に浴びてきてーっ。』
「??…わかった。」
そう言ってシャワーを浴びに行った将ちゃん。
ダハァ~~……
ここまで平然としながら来ておいて、今更緊張してきた。
将ちゃんはもちろん慣れてる感じ。
あぁ…
今日私のラストバージン………なのか?
お互い酔っ払ってるし。
そもそも彼氏でもないのに、私はそれでいいのか?
と、ふと将ちゃんの顔を思い浮かべる……
将ちゃんなら彼氏じゃなくても悔いはない!
そう決め込む私がいた。
……まぁいいじゃまいか。
(´Д`)