darling
「…今何してるの?」
『バイト終わったとこ。』
「このあと予定ある?」
『…ないけど…』
「今からそっち行ってもいい?直接会って話したい。」
『え、今から?』
「うん…ちょっと…その…急ぎの相談でさ…。」
少し躊躇いながら話す将ちゃん。
それは私の勘が当たることを意味していた。
やっぱりね……
そうでなきゃ、私に連絡なんてよこすわけがない。
私は将ちゃんと会って話すことにした。
何を言われるかわかっているが為に、私はイエスかノーかの返事を迷っていた。
これがきっかけで、また会えるようになるかもしれない…と、下心を抱きながら。