darling
『もしもし!』
「あっ、もしも~し!陽菜ぁ?今何してんの~?」
『今はバイトから帰ってきてご飯食べてるよ!』
「そっかそっか~!ねぇねぇあのさ~一生のお願い聞いてくれる?今日だけだから!こんなお願いすんのは!」
『……何さ?(笑)』
「あ~っ!その前に…つかぬことをお伺いしますが今日の夜は何か遊びの予定とか入ってたりする?入ってたらいいんだ…」
マキコの見た目とは違ったマシンガン並の早口言葉に最初はびっくりしたよなー…
『今日は、と言うか、実は夜は全く遊びに出たことないんだよね!(苦笑)』
「え?マジで?夜遊びしてないの?」
『うん…まだ16くらいの時に公園に夜溜まったりとかはあったけど…今は全くないねぇ…(汗)』
「へぇ~!意外だね~!あっ別に変な意味じゃないからね!ならよかった~!一生のお願い聞いてくれる?」
『(苦笑)………だから何さ?(笑)』
この日、私は出会ったんだ。
この先一生好きになる人に。