I LOVE YOU が言えなくて
亜矢が言うには、亜矢は風雅の事が好きで、告白したいけど、自分の事をどう思っているかわからない。

だから、仲のいい私にどう思ってるか、それとなく聞いて欲しいとの事。

私は、それをすんなりOKした。


次の日。

家が風雅と近いこともあり、一緒に帰った。

その時、風雅によって知らされた。

「俺さぁ、並木に告白されたんだけど、どうしたらいいと思う?」

「えっっ?」


亜矢から、告白したなんて聞いてなかった私は、ビックリした。

でも、あくまでも知らなかったふりをして、風雅に問いかけた

「良かったね!!で、風雅の気持ちはどうなの??」

「どうって…。」

「付き合っちゃいなよ!!」


付き合っちゃいなよ!…これは本当。軽い気持ちで言ったつもりだったから、この後2人がすぐに付き合うことになって、私たちは冷やかしたけど、ちょっと驚いた。

クラスのみんなも、いつの間にこんな事が起きたんだ?って感じで――。


この時からだった。クラスの中でカップルを作らそうと騒ぎたしたのは。

だから、私と美香もそろそろ告白をしようかと、2人でうるさいくらい跳ね上がってた。

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