ボスを継いだ少女
その瞬間、身体の自由が効かなくなった。






これは…『念力』だ。





さらに、私が手に持っていたナイフ・法被も『分解』されてしまった。






私は何が起きているのかが分からなかった。






なんで能力を二つ以上も使えるの…






私は立ったまま、何もできない。






『神山ミコト』が近づいてくた。






私の前に立ち、メスを『具現化』させた。






「これでいい」






メスを向けた状態で勝負の結果を聞きたいらしい。






私は『神山ミコト』に負けたくない…






でも…






「私は…」






「ちょっと待て」






私は驚いた。






誰かの声が聞こえた。






見るとヨシトだった。
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