ボスを継いだ少女
血が私の顔や服に付いた。






幹部が全員驚いていた。








だが、そんなことはどうでもよかった。







「皆さま、次期総長になりたいという人がいましたら、どうぞ立候補してください」









誰も立候補する者がいない。








私は自分の場所に戻り座った。







「本来、二十歳になった頃に総長を継ぐことになっておりましたが、五代目総長が不在となり、生存の可能性がないと判断したためこの日を持ちまして、私が六代目総長を継がせてもらいます」









幹部は誰も何も言わない。











「最後に一言言わせてもらいます。
私は先代よりも強いです」
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