ボスを継いだ少女
「ウッ…」






「ヨシト、大丈夫…」






「アカネ、それにマサさん」







「よう、元気だったか、高梨」






「俺、アカネを守れましたか」






「ああ、それにアカネは今も生きている」






「よかった…」






「マサ、なんでヨシトと知り合いなの」






「それはまた今度にしてくれ」






「いいえ、今話して…」






「おいおい、高梨はもう死にそうなんだぞ」






「それは…」






「ミコト、ここから病院までどれぐらいで行けそうだ」






「だいたい、四十秒ほど…」






「それじゃあ、森下先生に預けてくれ」






「わかった…」








『神山ミコト』は高速で空中を移動していった。







「さて、親父さん。しばらくアカネと話すから敵を倒しておいてくれ」







「了解だ」










私たちは近くのビルに入って行った。









外ではお父さんの雄叫びが響いていた。
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