教えてよ!
マイちゃん先生!!
「はぁとはいっても、本当に就職しないわけにはいかないよね~」
マイは天然で楽天家ではあるが、きちんと社会人になり正社員として働きたいという意思は強かったので、その日一日、パソコンの前でまだ試験可能な企業を捜していた。
憧れは大企業のOL。
8㌢のヒールをはいて、バリバリ仕事をこなす。
そのうちエリートの優しい彼と社内恋愛をして、秘密の恋を三年したらめでたく結婚♪
子供は三人欲しいなぁ・・
あ!勿論仕事と家庭は両立させるけどね♪
・・なんて妄想してみて、目の前の現実に泣きそうだった。
元々短卒を募集している企業は限られている。
一生役に立つ勉強がしたいからと、家政科に進んだ自分を少し呪った。
マイが希望する企業は外語学科や経済学部の方が有利なのは明らかだった。
「はぁ・・
疲れた。
巧帰ってるかな。
そろそろご飯かな。」
もうすっかり夜だった。
階段をおりてリビングに向かうと、ビーフシチューのいい香りがしてきた。
リビングに入ると、巧が夕食の準備をして涼子が隣でつまみ食いをしていた。
「姉ちゃん、手紙結構きてた。みといて。」
巧に返事をしながらマイはテーブルの上に置いてあった封筒を無造作にあけた。
「・・・・た」
マイがなにか呟く。
「姉ちゃん?」
フリーズしているマイを巧が覗き込む。
「受かっちゃった!!」
マイの目は幽霊でもみたかのように見開いている。
「よかったな!どこの企業?」
巧が書類を覗き込む。
「・・え」
と巧も言葉をなくす。
「なによぅ。二人して~」
涼子がフリーズした二人をみながら騒いだ。
「・・受かっちゃったよ!教員採用試験!!」
マイと巧は声を揃えて叫んだ。
・・・日比谷マイ、先生になれるみたいです。
マイは天然で楽天家ではあるが、きちんと社会人になり正社員として働きたいという意思は強かったので、その日一日、パソコンの前でまだ試験可能な企業を捜していた。
憧れは大企業のOL。
8㌢のヒールをはいて、バリバリ仕事をこなす。
そのうちエリートの優しい彼と社内恋愛をして、秘密の恋を三年したらめでたく結婚♪
子供は三人欲しいなぁ・・
あ!勿論仕事と家庭は両立させるけどね♪
・・なんて妄想してみて、目の前の現実に泣きそうだった。
元々短卒を募集している企業は限られている。
一生役に立つ勉強がしたいからと、家政科に進んだ自分を少し呪った。
マイが希望する企業は外語学科や経済学部の方が有利なのは明らかだった。
「はぁ・・
疲れた。
巧帰ってるかな。
そろそろご飯かな。」
もうすっかり夜だった。
階段をおりてリビングに向かうと、ビーフシチューのいい香りがしてきた。
リビングに入ると、巧が夕食の準備をして涼子が隣でつまみ食いをしていた。
「姉ちゃん、手紙結構きてた。みといて。」
巧に返事をしながらマイはテーブルの上に置いてあった封筒を無造作にあけた。
「・・・・た」
マイがなにか呟く。
「姉ちゃん?」
フリーズしているマイを巧が覗き込む。
「受かっちゃった!!」
マイの目は幽霊でもみたかのように見開いている。
「よかったな!どこの企業?」
巧が書類を覗き込む。
「・・え」
と巧も言葉をなくす。
「なによぅ。二人して~」
涼子がフリーズした二人をみながら騒いだ。
「・・受かっちゃったよ!教員採用試験!!」
マイと巧は声を揃えて叫んだ。
・・・日比谷マイ、先生になれるみたいです。