50代のビキニ
おうちさん
暑い夏の日。
そのおばさんは一生懸命、垣根の伸びた葉っぱを刈っていた。
私は、思わず「お上手ですね!」って声をかけた。
彼女は、驚いたように振り返り「あらっ!自己流ですから、いい加減ですよ」って照れた。
笑顔が眩しい。
太陽みたいだなぁ~。
冬になりその家の外に、何やら置かれていた。
いくつかの花器やお皿など。
これは、私が大事にしていたものです。もし、お気に召したものがあればご自由にお持ち下さい。とメモが添えられていた。
そして12月のある日、その家に「売り家」の看板が…。
あぁー、 そうだったのか…。
2階建ての四角っぽい白いおうち。
家の前は中位の庭とガレージ。
家の横には犬小屋。
誰もいなくなった空っぽの家。
淋しそう。
誰の声も聞こえない家。
悲しそう。
誰か、 早く 住んであげて!
一年が過ぎた。
ガレージの割れ目や庭は段々、草や木が生い茂って…。
だけど、季節ごとのさざんかや桜、バラなどの花を見つけた時は、切なくなった。
あのおばさんの顔が浮かんだ。
家ばかりかこの木や花達もさぞかし淋しいだろう。
早く誰か 住んで!
ずーっと空っぽのまま。
今年2年目の暮れ。
あぁー!
新しいカーテンが!
誰か住む人が決まったんだ。
バンザーイ!!
おうちさん、よかったね。
また、賑やかになるね。
そのおばさんは一生懸命、垣根の伸びた葉っぱを刈っていた。
私は、思わず「お上手ですね!」って声をかけた。
彼女は、驚いたように振り返り「あらっ!自己流ですから、いい加減ですよ」って照れた。
笑顔が眩しい。
太陽みたいだなぁ~。
冬になりその家の外に、何やら置かれていた。
いくつかの花器やお皿など。
これは、私が大事にしていたものです。もし、お気に召したものがあればご自由にお持ち下さい。とメモが添えられていた。
そして12月のある日、その家に「売り家」の看板が…。
あぁー、 そうだったのか…。
2階建ての四角っぽい白いおうち。
家の前は中位の庭とガレージ。
家の横には犬小屋。
誰もいなくなった空っぽの家。
淋しそう。
誰の声も聞こえない家。
悲しそう。
誰か、 早く 住んであげて!
一年が過ぎた。
ガレージの割れ目や庭は段々、草や木が生い茂って…。
だけど、季節ごとのさざんかや桜、バラなどの花を見つけた時は、切なくなった。
あのおばさんの顔が浮かんだ。
家ばかりかこの木や花達もさぞかし淋しいだろう。
早く誰か 住んで!
ずーっと空っぽのまま。
今年2年目の暮れ。
あぁー!
新しいカーテンが!
誰か住む人が決まったんだ。
バンザーイ!!
おうちさん、よかったね。
また、賑やかになるね。