50代のビキニ
モヘモヘうさぎ
寒いけど「えーぃ!」と外に出てみた。
お日様ぴかり、きれいな青空。
だけど、やっぱり寒ーい!
それでも、モヘモヘ歩いた。
モヘモヘ歩いていたら、葉っぱのなくなった寒そうな細い木に出会った。
その木の下に赤いリボンの小さな紙袋みーっけ。
「誰が落としたのかなぁ~?」
すると、その紙袋がコソコソ動いた。
「あれ~? 袋の中に何かいるのかなぁ~?」
またまた、紙袋がコソコソ動いた。
モヘモヘうさぎ、近づいて拾おうとした。
紙袋、コソコソの繰り返し。
モヘモヘ
ちょっと恐いなぁ~
モヘモヘ
と、その時、強い風が吹いた。
と、その紙袋、上手くモヘモヘうさぎの手のひらに乗っかった。
小さな声が聞こえた。
「私はハワイから飛んできた空気のクウ子です。私、あなたのポケットに入りたいな!」
モヘモヘうさぎは空色のポケットにそっと、入れてやった。
すると、どうでしょう?
ポケットの中は暖かいハワイの空気でポッカ、ポカー!
心も体もあったまってモヘモヘうさぎはルンンうさぎになりました。
そしてクウ子と一緒にどこまでも歩いて行きました。
めでたし、めでたし。
お日様ぴかり、きれいな青空。
だけど、やっぱり寒ーい!
それでも、モヘモヘ歩いた。
モヘモヘ歩いていたら、葉っぱのなくなった寒そうな細い木に出会った。
その木の下に赤いリボンの小さな紙袋みーっけ。
「誰が落としたのかなぁ~?」
すると、その紙袋がコソコソ動いた。
「あれ~? 袋の中に何かいるのかなぁ~?」
またまた、紙袋がコソコソ動いた。
モヘモヘうさぎ、近づいて拾おうとした。
紙袋、コソコソの繰り返し。
モヘモヘ
ちょっと恐いなぁ~
モヘモヘ
と、その時、強い風が吹いた。
と、その紙袋、上手くモヘモヘうさぎの手のひらに乗っかった。
小さな声が聞こえた。
「私はハワイから飛んできた空気のクウ子です。私、あなたのポケットに入りたいな!」
モヘモヘうさぎは空色のポケットにそっと、入れてやった。
すると、どうでしょう?
ポケットの中は暖かいハワイの空気でポッカ、ポカー!
心も体もあったまってモヘモヘうさぎはルンンうさぎになりました。
そしてクウ子と一緒にどこまでも歩いて行きました。
めでたし、めでたし。