50代のビキニ
失礼なてんとう虫君
洗濯物を干していると、てんとう虫君がいました。
真っ黒つややかな背の両側に一つずつ赤い丸があり、とっても目立つのです。
「まぁ、こんにちは!」と、しゃがんで手を差し延べますと、こしょこしょと小さな可愛いらしい手足を動かしてよじ登って来ました。
そしてクンクンと匂いをかいで、パッと飛びのいたのです。
全く、予想だにしなかった彼の行動。
いったい、そもそも、てんとう虫に臭覚なるものがあるのでしょうか?
もし、あったとして、どうして、この美しくも立派な私の手が気に入らないのでしょうか?
納得のいかない私は、私の名誉にかけて、もう一度てんとう虫君に優しく手を差し延べたのです。
するとまた、彼は、なんのためらいもなく2、3歩登ったところで、待てよとばかりに止まったのです。
そして、微笑む私をよそにまたもや鼻を近づけ今度は、なんと空高く舞い上がってしまったのです。
この私の、どこが気に入らないというの!?
とっても、とても失礼なてんとう虫君でした。
真っ黒つややかな背の両側に一つずつ赤い丸があり、とっても目立つのです。
「まぁ、こんにちは!」と、しゃがんで手を差し延べますと、こしょこしょと小さな可愛いらしい手足を動かしてよじ登って来ました。
そしてクンクンと匂いをかいで、パッと飛びのいたのです。
全く、予想だにしなかった彼の行動。
いったい、そもそも、てんとう虫に臭覚なるものがあるのでしょうか?
もし、あったとして、どうして、この美しくも立派な私の手が気に入らないのでしょうか?
納得のいかない私は、私の名誉にかけて、もう一度てんとう虫君に優しく手を差し延べたのです。
するとまた、彼は、なんのためらいもなく2、3歩登ったところで、待てよとばかりに止まったのです。
そして、微笑む私をよそにまたもや鼻を近づけ今度は、なんと空高く舞い上がってしまったのです。
この私の、どこが気に入らないというの!?
とっても、とても失礼なてんとう虫君でした。