青春の風
 
「けど?」



「俺もよくわらないけど、場所が悪いらしい」



「場所?」



「心臓の中の細かい場所だ、それで手術ができないって……」



それは本当によくわからない話しで……。



だからってどうだとか、ともあまり考えられずに、とにかく病院へ向かう先生の車に乗せてもらえて病院へ駆け込んだ。



救命の処置室なんてところで、処置を受けているらしい青空先輩。



なんだかそれはあまりにも青空先輩とかけ離れているような気がして。



残念なほど、いつも元気でうるさかったはずの人。
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