青春の風
 
「だからいいのよ、誰よりもあの子がわかってるの。なにをすればこうなるかってことは、あの子は嫌ってほど知ってる。それでもそうしたのは、あの子の意思だから」



それはきっと本当の話し。



あの瞬間、青空先輩は迷いなく飛び込んだ。



咲良先輩が泳げないことを知っていて……。



自分の心臓がそんなことに耐えられないとわかっていながら。
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