青春の風
 
『理不尽な大人達が支配するこの世の中。それを嘆くばかりでは何も始まりませんっ! 僕達は未来ある若者として、この世の中で青春と言う名の素晴らしい経験を作りだしましょう』



壇上でそう言った青空先輩。



『諸君っ! 新しい部員を迎えて、我が青春部はこれから大きく羽ばたいていこうじゃないかっ!』



私たちの入部を本気で喜んでいた青空先輩。



『気持ちいいなぁ、走るってこんなに気持ちいいんだな』



走ることも本当は一大事だった青空先輩。



『夢がないんじゃない、これから夢を広げていく。それが彩乃君には出来るってことだね。すごくいいんじゃないかな?』



夢を見ることすらできない青空先輩。
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