青春の風
『将来は酒を飲みながら、会社の愚痴を言うハゲ親父ってのも悪くない』
そんな小さな夢すら叶わない青空先輩。
『昨日も休んでるのに、今日まで休めるわけないだろっ!』
自分の人生がそう長くはないことを知っていた青空先輩。
『何かをしていないと、無駄な時間だと思うのは間違ってるぞ? 見ろ、空は綺麗で風が気持ちいい』
誰よりも時間の大切を感じていた青空先輩。
『本当だね……、なんだろうね青春って』
もしかしたら、青春を探しながら産まれてきた意味をさがしていたのかもしれない青空先輩。