大好きって言ってよ




健吾は何を思ったのか


「今から付き合って初デートだ!お台場に行くぞ!」


と言い出した。



時刻は夕方4時を回っていた…


特に部屋で
することも
特になかったので


「うんっ!」


っと賛成し


あたし達は
はるばるお台場に
行くことになった。



健吾の愛車は
ビックスクーターだ。


ブオォーン!!!
っとエンジンを
鳴らし
あたしは慣れないながらも
必死に後ろに乗った。




今日バイクに
長距離で乗るとは
思っていなかった
羽依香の服装は
丈が短めの
ワンピースだ。



当然の事だが
風を切りながら
走るバイクは
羽依香のスカートを
ヒラヒラと
まるで遊んでいるかのように
波打をうっている。


今にも下着が
見えそうだった。


それに気づいた
健吾はしきりに
スカートを気にしている。



そんなことより
羽依香は
まだバイクの
後ろになれていない為

運転に集中してほしいと
内心思っていた。


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