カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜
「‥悪い。」


サトシくんはそう言うと、またフワッと私から離れた。


‥と、同時に私の顔がボッと赤くなった。


「わ、私の方こそゴメン!」


サトシくんを放って置けなったとはいえ、抱き締めちゃうなんて‥。


「あ、今日は突然ゴメンね!私、そろそろ帰るね。」


私がバタバタと帰ろうとすると、サトシくんがグッと私の手を掴んだ。
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