カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜
「うん、美咲が言った通り。このカクテルの名前はX・Y・Zって言って、アルファベットの最後、これ以上の物はないっていう意味があるんだ。」


康介さんは少し恥ずかしそうに説明し始めた。


「X・Y・Zはこのカクテルを考えた作者の、自信に溢れたネーミングなんだよ。」


「つまり?」


美咲がじれったそうな様子で康介さんに聞いた。


「‥つまり、サトシが言いたかったのはね。」


康介さんがチラッとサトシくんを見た。
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