カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜

◇二人の進む道

◇◇◇◇◇


「二宮、レモンとライムの準備お願いな。」


「うん、わかった。」


私とサトシくんが付き合ってから、もう2ヶ月が過ぎた。


私達は、お店では今まで通り接することと、指輪はプライベートのときだけ身に付けるという約束をしていた。


康介さんも態度を変えることなく接してくれて、私達の大切な“場所”はそのまま存在してくれていた。


でも‥あと1ヶ月もしないうちに、BAR COCOROは閉店する。
< 387 / 460 >

この作品をシェア

pagetop