カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜
「‥俺のことよりも。」


サトシくんは軽くため息をついた。


「いいか?ツラいことがあっても絶対泣くなよ?」


サトシくんが私の肩を掴んで言った。


「うん、努力する!」


私が笑って言うと、サトシくんはまたため息をついた。


「そうじゃなくて‥俺以外の男の前で絶対泣くなよ?」


「泣きたくなったら、俺のところに走ってこい。」


「‥うん、ありがと。」


私は、顔を赤くしているサトシくんに軽くキスをした。


―これから私の未来への扉が開く。


誰よりも愛しい、大切な人と‥私は一緒に歩いていく。


きっと二人の進む道は、カクテル・ドリームのように彩りの美しい世界に繋がっている。


勇気を持って進もう、自分の夢を叶えるために―






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