カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜
エピローグ
◇◇◇◇◇


「大変!もうこんな時間!!」


「サトシくんに“遅いっ!!”って怒られちゃう‥。」


そう呟きながら、私は急いで焼き立てのアップルパイを箱に積めた。


BAR COCOROが閉店してから半年以上が過ぎた頃。


私はサトシくんの職場に週一度、自分が作ったケーキを届けていた。


法律事務所の職員の皆さんや依頼にきたお客様に食べて頂いている。
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