最強ヤンキー女子×俺様二重人格男子(仮)
四日の月日がたった。
今日がテスト返却日だった。
「佳山」
そう呼ばれて先生のところに行くと、『頑張ったな』
っと笑顔で言われた。
なに、その笑顔、キモいよ・・・。
そう思いつつも軽く頭をさげて、答案用紙を先生の手から奪い取った。
私は点数のところだけをかくして自分の席に歩く。
席にがたんと座り、そろりそろりと指をはずした。
0が二個・・・、
1の右にあった。
「やったぁ・・・」
私はガッツポーズをした。
そして答案用紙全体を見た。
赤のペンで丸しかない。
気持ちいいなぁ。
これが普通と言えるわけない。
言えない。
これが異常だよね。
また一つ、自分の誇りが増えた。
素直に、この成績はすっごい嬉しい。