最強ヤンキー女子×俺様二重人格男子(仮)
それからも勉強を重ねていった。
本当に、嫌になるくらい、やりたくなくなるくらい、精神的におかしくなるくらい。
そしてついに終業式がきた。
終業式が終わり、最大の運命の分かれ道を歩こうとしていた。
成績表。
みんなうーんと曇った表情をしている。
「次、佳山。」
私は返事もせずに教卓の先生がいる前にむかって歩いた。
先生の前に立つと、私は猿顔の目を睨んだ。
それでも先生は私の目を見ながら成績表を手渡した。
「なかなかの成績だ。」
先生は頷く。
「ありがとうございまーす」
私はケンカでも売るように、ムカつかれるような言い方をしながら成績表をもらった。
挑発するように言ったけど・・・本心はこれを見るのが怖い。それでも見ないといけない。
私は成績表をあけないまま、席に戻った。