最強ヤンキー女子×俺様二重人格男子(仮)
私は勉強を続けた。
もちろん推薦でははねられた。
まぁ推薦で受かる人はどんだけすごいかってことだ。
オール5?
大体私は生徒会などにもはいっていなかったし、
1、2年の頃の成績はオールBのオール3だし、
部活などで活躍したわけでもないし、
習い事が飛び抜けてできていたわけでないからね。
まあ、普通でいていいことはないとまた痛感した。
月日はながれてついにきた。
私の“普通"という、私をとりまく皮からメリっと抜け出す日が。
私は受験票をもって受験会場を訪れた。
みんな頭がよさそうに見える。
怖い。緊張で押し潰されそう。
ううん。怖くなんかない。
そう言い聞かせる。
頑張ってきた。
私がこの中で一番頭がいいっ。
1位でうかれる。
私はそう信じて。
私は心に言い聞かせ、受験に望んだ。
自校作成校だったけど、手応えはかなりあった。