最強ヤンキー女子×俺様二重人格男子(仮)
随分体力もついてきた。
ずっと2時間はランニングをしていたおかげ。
私はランニング帰りに顔を洗うため、洗面台の前に立った。
鏡に私の姿が映る。
私はそっと髪に触れてみた。
真っ黒で・・・自分で言うには何だけど、サラサラでツヤツヤ。
“傷む"ことを知らない、髪の毛。
あー・・・
そろそろ・・・そんな時期なのかな・・・?
私は思い立ってすぐにドラックストアにいった。
「これだ」
ついに外見さえも普通じゃなくなる日々がくる。
私はドラッグストアに並ぶ、ある一点の商品を、
睨むようにジッと見つめていた。