最強ヤンキー女子×俺様二重人格男子(仮)
場違いの私。
金色の髪が黒髪の中から一発でわかる。
そんな私は勿論目立つわけ。
先生にも、先輩にも、同級生になる人にもね。
「ヤンキー・・・
じゃん・・・」
ひそひそと話す声。
勿論聞こえる。
「あの人がうちらのクラスはいったらクラス崩壊でしょ」
「つか本当にうちの生徒??」
あぁ・・・
イライラする・・・
私は陰口を発した奴らに近づく。
私は至近距離で彼女たちの前に立った。
私は自分のなかで最高の笑顔をつくった。
口元だけ・・・。
目は笑ってないと思う。
彼女たちは金縛りにあったように動かなかった。
そして私は口をひらいた。
「調子のるの、やめたら?」
私はいかにも怒っている声で言った。
そして彼女たちの額からは汗がながれた。
そしてもう一度私は口を開いた。
「君達の顔、よく覚えておくよ」
私はニタリというような笑顔をつくった。
そして私は彼女たちの足をふみつけた。
これくらいならまだいいよね。
そして私は彼女たちに背をむけて歩きだした。
数歩あるいたところで後ろをチラりと見た。
私は自分の目に飛び込んできた光景を見て、クスリと笑った。
女の子たち、腰ぬかしちゃったよ。
いけない、いけない。
入学早々怖がられちゃった。