最強ヤンキー女子×俺様二重人格男子(仮)
先生かなぁ・・・?
いきなり私の前にきたとおもうと、おじさんは声を荒げた。
「なんだその格好は!!
そもそもうちの生徒かね!?」
目に力がはいっている。
目が血走りそうなくらい、目を開いている。
「そうですよ?」
私は口元だけ笑い、
目は睨みがちに言う。
あたりまえじゃん、制服着てるんだから。
「名前は!!」
声でかい・・・
耳にキンキン響く・・・。
痛い・・・。
「佳山伊織でーす。」
また睨んでみる。
「なんだその目は!」
また怒鳴られた。
なんだその目は・・・って、カラコン?
めんどくさい人につかまっちゃったな・・・
私が呆れて腰を手にあてていると、いきなりおじさんは目をさらに見開いた。
なに、その目。
そしておじさんは口をひらいた。
「・・・本当に佳山伊織か!?」
怒鳴らないでよ・・・
注目されてるし・・・
「本当でーす」
開き直るような声で言った。
私はいちいち私は“ー"をつけるような話し方をする。
目を見開くおじさん。
本当に目が充血しちゃうよ。
「入試満点の!?
佳山伊織?!」