最強ヤンキー女子×俺様二重人格男子(仮)
「はぁっ・・・」
私は机の右横にある手鏡を手にとって、自分の顔をみた。
自分の目に自分の顔が映りこむ。
手で自分の顔に触れてみる。
大きくも小さくもない目。
長くも短くもないまつげ。
濃くも薄くもない眉毛。
高くも低くも大きくも小さくもない鼻。
薄くも太くもない。ピンクと赤の真ん中の色の口。
私は自分の頬を拳でにぎった。
自分の目に映りこむ顔が歪む。
イヤだ・・・歪んでいる方がまだましだ。
私はこの顔が大嫌い。
なんでお母さんやお父さんは良い遺伝子を授けてくれなかったんだろう。
お母さんたちはそこそこ美人とイケメンなのに・・・
なんでよくないところしかくれなかったんだろう。
こんなの・・・。