最強ヤンキー女子×俺様二重人格男子(仮)
『ド』のつく程大きいドアを私は開ける。
ガラガラと音をたてる扉。
ここは倉庫。
うちら、嵐魔のたまり場の。
「総長っ」
皆私に挨拶してくれる。
私は奥にはいっていく。
茶色い革のソファーとガラステーブルが二つずつある。
私はそこに座る。ここが私の定位置だ。
「疲れた・・・」
ふーっと力を抜く。
「お疲れ様ッス・・」
蒼が言う。
覚えているだろうか。
私がこの族に入るために戦った蒼だ。
蒼は一番仲がよいと思ってる。
喧嘩で分かる友情・・・みたいな感じかな。