最強ヤンキー女子×俺様二重人格男子(仮)
「総長っ」
蒼が酒を飲みながら近づいてきた。
「んーなに?」
「総長珍しいっすね・・飲まないなんて・・・」
蒼が私の頬をツンツンとさす。
「あははっ・・・ごめん。」
ちょっとは気にしてる。
酒を一滴でも飲んだら私はぶっつぶれるし。
煙草をちょっとでも口にしたらすぐ咳こんで病院行きだし。
「いや~・・そういえば前の総長もそうでしたよぉっ
酒無理、煙草無理でぇっ・・・・」
蒼はだんだん顔が赤くなってきた。
酔ってるな・・・。
「ふーん・・・」
私は適当に返しておいた。
前に見たイケメンの総長の顔を思い出した。
あの総長がねぇ・・・?
それが、あの人が私の運命を変えてくれたんだよね。
二つの転換期、両方とも。