天使からのLove letter

  
今日は本当に嫌な日だ。

「谷さぁ~ん」


声がする方を向くと見知らぬ女の子達が私の目の前に立っていた。


「何ですか?」

ギャルだから一応いじめられないように敬語を・・・。


「おもしろすぎっ!!ウチ達、名前すぐ覚えちゃったよぉ!!」

「いや~。おもしろくないですよ?」

「いやいや!!馬路でおもろすぎっ!!メアド交換してぇ~」


い、いきなりメアド交換ですかっ!?


そう思いつつ・・・

「いいですよ!」


言ってしまった・・・。

怖くて断れないわ。


だって、あの真っ黒いクマみたいな目!!化粧してるのかもしれないけど怖すぎ!!


赤外でメアドを交換するとギャル達2人は自分の席に戻っていった。


「あーっ!!!」

「何!?」


もえかっちが叫び始めた。

クラス中に響き渡る。

「私達メアド交換してないね!!じゃ、交換♪」


勝手に私の携帯を取って赤外するもえかっち。



「勝手に取るな」

「えぇ!?別にいいじゃん!!」


私に向かってウィンク&ピースするもえかっち。

チャラいわ!!


未悠と大違い・・・。


未悠は清楚っぽくって暴れ出すけど可愛い子なんだよ!


もえかっちは・・・反対?みたいな!可愛い子は入ってるけど。

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