天使からのLove letter

  
あのパッチリな目にぷるんとした唇!キュッとした輪郭に高い鼻。


似てる!!!

双子?って感じ!!


店員さんはいきなりニコッと笑いだした。

「陸、その子達彼女?二股とはやるね~」



高田君のお姉さんが高田君の肩をバシバシ叩きだした。

バシッという音が食堂に響く。


高田君は目を大きく開けてお姉さんの手を追い払った。


「なわけないだろ・・・ってか姉さん彼氏どうなったんだよ」


高田君のお姉さんはまたにっこりと笑った。


「もう別れたし!!付き合ってらんない!!というかね、またいい人見つけたの。超かっこいいんだーっ!!」


そうやって叫ぶ高田君のお姉さん。

「別れたって・・・どうやって?」


深刻に聞く高田君。

なんか・・・いけない話・・・かな?


高田君のお姉さんは一瞬寂しそうな顔をした。

「・・・どうやってって・・・別れてって言ったら暴力ふられて・・・で、傷残っちゃったの。見て」


無理して笑う高田君のお姉さん。


えっと・・・整理すると高田君のお姉さんと付き合っていた人に別れ話を持ち出したら暴力をふられたと・・・。



暴力って・・・。


長袖をまくると手首にはリスカットの後に色々の傷跡がある。



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