天使からのLove letter

   
音がした方に振り向くと・・・

「あー!!!!!」


スカートのチャックが壊れていた。

壊れていたって言うより壊れただよね!?


やばい、入学式当日に制服を壊す馬鹿がいるか!っていた・・・。

もうなっちゃった事はしょうがない!!


一生懸命隠すか・・・。

ママもうるさいから言わないでおこう。


「さり!?行くわよ!!後10分しかないー!!」

ママは無理して慣れないヒールを履いて玄関で私を待ってくれた。


部屋をすぐに出て玄関に向かう。

靴を履いて玄関を出た。


そしてママの愛車に乗る。

「さり、この車は高いんだから汚さない!飲食禁止!汚したら2000円の罰金よ!?」


またか、このルール。

私がこの車乗る度に言うじゃん。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

いつの間にか学校の前についていた。

「ああ!もう誰もいないわー!!」


そう言って叫ぶママ。

私はママを置いていって体育館へ走った。


「さーりな!!」

ま、まさかこの声は・・・

「未悠!?」

そう言って後ろを振り向く。


するとにっこりスマイルで「当ったりー」とピースしてきた。

私はその可愛さに抱きついてしまう。

「お久!!冬休み中、北海道なんか行ってるから!!」

「ごめん!!あ、おみやげ買ってきておいたよ?」


鞄の中を探り出す未悠。

「あ、あった!!」



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