天使からのLove letter

  
ってかイケメン・・・。


見とれるほど。


_ドンッ_


そう思ったときに背中に痛みが走った。

「ごめんね!!大丈夫!?あ、これあげるね」


そう言って可愛い子が湿布を渡してきた。

「イヤ!大丈夫だよ!」

「本当・・・?あ、私渡辺萌加!もえかっちって呼んで!」


もえかっちはにこっと笑って湿布をポーチにしまい出した。

「よろしく!私は谷紗里奈だよ!さーって呼んでね?」


高田君は戸惑っていた。

「貴男は?」

もえかっちは高田君に視線を向けた。


「俺は高田陸・・・」

もえかっちは目を輝かせていた。


さっきのクールっぽさはどこへ・・・?

「高田君ってイケメンすぎない!?ねぇ、さー!?」


うお、いきなり言われたよ・・・!

もえかっちに。


まあ、友達になれそうだからいいや。

「そうだねぇ」

「ありがとう!言われたの初めて」


嘘!!

あんなにかっこいいのに!


「えぇ!?嘘!!ヤバ!めっちゃかっこいいじゃん?あ、予鈴だ!じゃあね!さーと・・・陸!」


陸って呼んじゃうか・・・。


私達は先生が来るまで喋っていた。

もちろん『た』で近いから前後ろ。


なんか高田君、純情で可愛いなあ・・・。


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