天使からのLove letter

   
「天然と馬鹿が入ってる天馬じゃない?」


10分休み、もえかっちの席に行って疑問解決。

「というか天馬って天から降りてきた馬みたいじゃない?」

「ぶっ!!何ソレ!そう言う考えが天馬なの!」


今日初めて会った人に言われたくないな。


未悠に言われたら許せるかもだけど。

「谷さん!と渡辺さん!」

気付くと隣に高田君がいた。


「渡辺じゃなくてもえって呼んで!陸!」

もえかっちは高田君にそう言ってウィンクをした。


うわ、モデルになれんじゃないの!?みたいな感じの。

「・・・えっと・・・先生からプリント渡してって言われたから!はい、これ」


高田君が渡してくれたプリントは宿題。

「ありがとう!!でも先生なんで直接渡してくれないのかな?」


そう言って首を傾げると高田君は眉間にシワを寄せた。

「それがね・・・2人が、怖いからだってさ」


!?なんだ、その理由は!!

「何ソレ!!何で!?」

「確か自己紹介の時ヤンキーみたいな顔してたからだって」

「・・・私、緊張してただけ」
「・・・ウチも」


高田君は笑った。

「顔が引きつってたんじゃないかな?あ、友達が呼んでるから!じゃあね」


そう言って高田君は友達の所に行った。


もう、あんなに友達出来ちゃったのか。


「気にしないようにしよっか」

「そうだね」


というか私、コンプレックスあるんだよね。

よく言われるんだよ・・・。


「目力怖い」ってね・・・。


それが理由かもしんない。
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