未来は変えられると信じて
「うち、今度塾行こうかなーって思ってるんだ。
みぃちゃん塾行ってるよね?
どんな感じ?}

私がそう尋ねると、みぃちゃんこと、鈴村実咲は目を見開き、いろいろと教えてくれた。

「うちの行ってる塾超いいよ!
ゆうちゃんが来たらもっと楽しくなると思うし
今度見学来てよ。」

みぃちゃんの誘いもあり、私は塾に入ることを考えた。

「あ、でも…
愛子ちゃんいるんだよね。
アイツ超うざいんだけど。いっつもうちに塾の時話しかけてきてさぁ…
授業中も邪魔されるし。」

「へぇ。うちも愛子ちゃんはいやだなぁ。
なんか、部活サボってるし。」

愛子ちゃんとは、同じ部活の少し太めの早馬愛子(はやまあいこ)のことであった。
私、柚木ゆうにとっては少しいやな関係にある女子であった。
< 1 / 6 >

この作品をシェア

pagetop