。゚また、逢いたくて゚。

澪に会釈された担任はほっとした顔付きで授業を始めると、突然言った。

「言い忘れていましたが・・」
担任の言葉が途切れる。その先になにが出ようとしているのか誰にも分からない。

「隣の初壇クラスに編入生が来ました。
みんな、挨拶しておくように。」

隣の初壇クラスとはトップクラスの男子生徒が通うようなクラスだ。そこに・・編入生??

珍しく澪の瞳に殺気が混ざったような鋭い光が澪の瞳から放たれた。

休憩時間。
早乙女クラスの女生徒達の話は隣の初壇クラスの話で持ちきりになっていた。

「・・何かあったの・・」

澪が無愛想に訪ねると1人の少女、克裡憂梛が答えた。

「編入生、頭良いらしいよ。しかも、カッコいいらしいし。
容姿端麗、頭脳明晰・・かな・・」

容姿端麗 頭脳明晰。

澪が後ずさる。
いきなり早乙女クラスの扉が開いた。

「・・何とか澪っている??」

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