言葉にならないコトバを




「お前いい加減にしろ」






あたしの後ろから声がした。






すごく怒ってる。







この声…




間違えるわけないよ






振り返るとやっぱりキミがいたんだ。






たいちゃん








「太一。ヤキモチ妬くなよー」





あたしと長野くんを見たという男子がたいちゃんに言う。






たいちゃんはそいつの胸ぐらを掴み






「次俺の女傷つけたら殺すぞ」




冷たい目でその男子に言った。





そいつは腰に力がはいらなくなりその場に座りこんだ。





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