恋涙~切ない恋物語~
「姫都美ー帰ろうぜっ」

放課後、瞬夜が迎えに来た。

「あ、うんっちょっと待って~。」

あわただしく帰る準備をする私に2人の女子が話しかけてきた。

「「成瀬さん」」

「へ?」

「あの・・・瞬夜くんって、成瀬さんの彼氏?」

<またこの質問か・・・。>

「ううんっ彼氏じゃないょっただの幼なじみ。」

「そっか、そうなんだぁ。よかったぁ。」

1人の女子・・・柊木彩音(ひいらぎ あやね)が嬉しそうに言う。

「この子ね、野神瞬夜のことが好きなんだよ。」

もう1人の女子・・・森真琴(もり まこと)が言う。

「えっそうなの!?」

「もぉーまこっ言わないでょ。」

「いーじゃん、もう友達なんだし。」

<友達?>

「え・・・?」

不思議そうに2人を見つめるとー・・・

「よろしくねっ姫都美」

「彩音のことゎ「あや」って呼んでぇー♡んで、こっちがまこだよっ」

「い、いいの?」

「なんで?姫都美ゎ嫌なの?」

嫌じゃない入学してから特定の友達がいなかった私・・・。

「嫌じゃないっ嬉しいよ。」

「「うんっじゃ、よろしくねっ姫都美♡」」

「うんっよろしくっあや、まこっ」

「姫都美ぃ~まだかょ~」

瞬夜が待ちくたびれてちょっとキレ気味に言う。

「う、え、あっうんっ今行く!ごめんねっ今日ゎ帰るね。ばいばいっ」

「ばいばいっ姫都美」

「ばいばぁ~い、姫都美っ彩音のことゎ秘密だからねっ」

「うんっ絶対秘密にするし、協力もするねっ」

「ありがとぅ。ばいばぁい」

「うんっばいばいっ」
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