恋涙～切ない恋物語～

学校に着くと上履きがなくなっていた

「・・・あれ？」

「どーしたんだょ姫都美」

「うー・・・ん、上履きが消えた（笑）」

「はぁ！？ちゃんと見たのかよ！」

「うん・・・え、何これ。神隠し？」

「おまえゎホントのーてんきだな」

瞬夜ゎあきれ顔で言った。

いや・・・別にのーてんきなわけじゃないんだよね

わざとそーゆうふうに演じてるんだけど・・・

だってだいたい予想ゎつく・・・

きっと犯人ゎ裕登くんファンの誰かでしょ？

たぶん昨日、裕登と帰ったから・・・

「どーしたの？成瀬さん」

「いやぁ・・・なにも」

「そぅ？じゃ、俺先行ってるね？」

「はーい」

「んじゃ、俺も行くゎ」

「はいよー」

はぁ・・・私が何したって言うんだよぉー

とりあえず、スリッパでも借りにいかなきゃ・・・

そう思って歩きだしたとき

「おす、成瀬」

「あ・・・」

声のする方にゎ咲人が立っていた

「お・・・おはよ」

「昨日ゎごめんな？話せなくて・・・」

「あー・・・うん、いいよ。」

「そか・・・・・ん？」

「え？」

「成瀬、上履きゎー・・・？」

「え、あー・・・神隠しにあった（笑）」

「はぁ！？んなわけねーだろっ」

「・・・・・」

「・・・しょーがねぇな、俺の履けよ」

「はっ！？いいって！」

「いいからっオラッ」

しぶしぶ咲人の上履きをはいた

「・・・ふ・・・咲人、これブカブカ」

「がまんしろ」

「・・・咲人」

「ん？」

「ありがとう」