どこまでも、蒼く


陽菜はこのキスを幸せだと感じてくれただろうか?
何度も何度もキスをして、陽菜は嬉しかった?

俺は心臓が飛び出るくらい嬉しくて、お前のことが更に好きになったよ。




これが─…、
陽菜との初めてのキスでした─…。



みんなに言ったらなんて反応するだろうか?
紘人に言ったら、怒って俺を殴るかもしれない。けど俺は自慢をし続ける。

そして最後にこう言うんだ。


《俺の彼女は最高だ》って。


好き、
大好き、

これだけじゃ足りないよ。


…─愛してる─…



永遠の愛は保証されたかな?


観覧車を降りた俺たちは、すっかり忘れていた。

そして、俺たちは仲良く手を繋いで、思い出だけを心に残し、海に背中を向けて帰って行った。


陽菜とばいばいをするときは、ちゃんとキスをしてね。


最高です。
最高過ぎました。



俺とお前との初めての旅は、初めてだらけだった─…。



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