青春ってヤツ?


「やっと終ったぁ……」



下駄箱遠いんだよなぁ



トボトボ…




「あーいっ!忘れものっ」



「リッちゃん。」



あー、絵の具忘れてた。



「ったく。あんたは…」


「へへ。ありがとー」


リッちゃん様はいい人なんですー。



「私もロッカーに用あるから」


そういって
二人であるいてると…



「」

「!」



言い争い?




「リッちゃん警部!揉め事ですか!」

……ベシっ

「バカ。」


「いったぁ………」







ん?

「愁汰くんだ……しゅ…ムゴッ」

「愛衣。シィー!」


どうやらこえかけるなという…




リッちゃんは柱の陰に隠れて二人の会話を聞いている

『お前…最低だな。』
『……っ』
『あいつの気持ち知って…』


『……わりぃ』





私は耳が悪いからよく聞こえなかったけど
リッちゃんは
ふぅん

「複雑ねぇ」

なんて言ってた。



「ねぇ。何て言ってたの?」


いくら聞いても


「ようは…これよ。」


と手で三角を作ってニヤッとするだけ。



三角?





三角?




< 27 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop