珍・さるかに合戦 続
バーさんがタヌキの縄をほどいた

タヌキがニヤリとする

そして、近くにあった包丁を手にしたタヌキは、その包丁でバーさんを・・・


ブスっ!!


チャンっチャンっチャ〜ンっ!!

チャンっチャンっチャ〜ンっ!!

火サス(火曜サスペンス劇場)の始まりである(←すでに昔ばなしじゃない)


バーさん:あああぁぁぁぁぁぁぁ


バーさんの悲鳴が上がる。

そして、バーさんが口を開くことは二度となかった

その悲鳴を聞いたジーさんがクワを担いで、急いで家まで戻ってきた

うさちゃんも同じである


ジーさん:バーさん・・・こんなことになるなんて・・・


バーさんの死を前に、呆然とするジーさん。

うさちゃんが、置き手紙のようなものを見つけた


「わしタをころタしたはんタにんはタタタヌタキじゃ

タ抜き」


うさちゃん:おじい様っ!!メッセージがっ!!

ジーさん:コレはダイイングメッセージっ!!?・・・なんじゃこりゃ!?バーさんは、ああ見えて教養がないからのぉ・・・

うさちゃん:いえ。コレは暗号です

ジーさん:まさか・・・最後に「タ抜き」と書いてあるということは・・・犯人はタヌキ!!?(ゴーン!!)

うさちゃん:(心の中)コレは「タ抜き」。つまり、上の文章から「タ」を抜いて読めということ・・・こんな初歩的な推理もできないんじゃ、おじい様も十分教養が足りないんじゃ・・・ま、結果オーライってことで、いいか(いいんかいっ!!)
< 4 / 12 >

この作品をシェア

pagetop